昨年秋の叙勲で旭日双光章(社会福祉功労)を受章した白老町竹浦の堂前文男さん(74)を祝う会が11日、苫小牧市内のホテルで開かれた。関係者や来賓約100人が出席し、功績をたたえた。
堂前さんは北星学園大学文学部を卒業し、1974年4月に町内の社会福祉法人天寿会に生活指導員として勤め始めた。2007年から同会常務理事、15年から現在まで理事長。胆振障害者福祉協会会長、道身体障害者福祉協会会長など関連団体の要職も歴任している。
祝う会は同法人が主催し、堂前さんは「人は環境に育てられる。いろんな人の支えや時代の背景があってきょうまで生かされてきた。今後も介護や福祉の現場でお手伝いをしたい」とあいさつした。
来賓から、戸田安彦道議や白老町社会福祉協議会の山崎宏一会長が祝辞を述べた。鏡開きに続き、同じく秋の叙勲で旭日中綬章を受章した前道議の神戸典臣氏(84)が「栄誉に浴されたのは、本人の努力と奥さまや周りの方々のご支援、ご協力のたまもの」と労をねぎらい、祝杯を挙げた。