白老町高齢者大学(安藤尚志学長)の2024年度入学式が9日、町中央公民館で行われ、新たな学びを志す新入生10人のうち9人が式典に臨んだ。在校生や関係者約110人が参列して入学を祝った。
同大学は今年創立50周年を迎え、町は来年4月にも旧社台小学校を利活用した生きがいづくりの新たな拠点を開設する予定。安藤学長は式辞で「学びやとして使用してきた高齢者学習センターで過ごす最後の年。移転に向け多忙な一年になるが、健康に留意し、協力し合って取り組んで」と呼び掛けた。
来賓の大塩英男町長は活動拠点の準備を着実に進める考えを示し、「人生100年時代において高齢者大学の果たすべき役割はますます高まっていく」と学生生活の充実にエールを送った。
在校生代表の遠藤克彦さん(78)は「多くの先輩が築いてきた歴史と伝統の重みを感じつつ創立100年に向けて新たなスタートを切る年でもある。学友として助け合い、励まし合って生きがいのある生活を送りましょう」と歓迎。新入生代表で登壇した堀部眞知子さん(70)は「積極的に学び続け、成果を地域社会に還元できるよう日々努めてまいります」と誓った。
同大学は1974年度に学生数98人で開設され、今年度の学生総数は141人。