砂糖や人工甘味料入りの飲み物の代わりに果汁100%ジュースまたは水を飲むと、慢性腎臓病(CKD)のリスクが減る可能性が示されたと、韓国の研究グループが発表した。
研究グループは、CKDのない英国人12万7830人(平均年齢55.2歳、女性51.8%)を対象にアンケートを複数回実施。(1)砂糖入り飲料(2)人工甘味料入り飲料(3)果汁100%ジュース_の1日の摂取量(1杯250ミリリットル)とCKD発症との関連を検討した。
中央値で10.5年の追跡期間中に4459人(3.5%)がCKDを発症。(1)~(3)の摂取によるCKDリスクは、それぞれ摂取0杯の人と比べると、(1)が1杯超の人で19%高く、(2)は1杯未満の人で10%、1杯超の人で26%高かった。(3)は摂取量による差がなかった。
また、1日1杯の(1)(2)の代わりに(3)または水を飲むと、CKDリスクが7~10%低下すると推定された。
(メディカルトリビューン=時事)