安平町は、現地決済型ふるさと納税サービス「ぺいふる」を道内のゴルフ場で初めて早来カントリー倶楽部(町早来新栄)に導入し、6日に機器を設置した。クレジットカードで普段の支払いのように納税ができる。
町は、2023年7月に道の駅あびらD51(デゴイチ)ステーションにぺいふるの機器を期間限定で設置したことがある。その後、町内にゴルフ場が多い特徴を生かしてふるさと納税の納税額を増やす方法を検討し、ぺいふるを導入した。
寄付はクレジットカードを使用し、5000円から1000円単位でできる。1万円につき、3000円のプレー代を割引する。今季は6日から11月17日まで、同倶楽部の窓口に設置する。
ふるさと納税は、居住地以外の自治体に2000円以上寄付すると、所得税や住民税が控除される寄付制度。町の納税額は、19年度は6億5400万円だったが、20年度5億8800万円、21年5億8500万円、22年度5億円で、やや減少傾向となっている。
町は「普段の支払いと同じような流れでふるさと納税ができる。町外から安平に来て魅力や良さを感じてもらい、ぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。