厚真町は5日、2024年度の地域活性化起業人5人に、委嘱状を交付した。新規は2人で、脱炭素やまちづくりに取り組む。継続は3人。西野和博副町長が委嘱状を手渡した。
地域活性化起業人は、3大都市圏の企業が地域活性化のために自治体に人材を派遣する制度。
新規はキッツ(東京都)の軍司美和さん(58)とアンドパブリック(神奈川県)社長の桑原憂貴さん(40)。
軍司さんは、新町で木質バイオマスボイラーの排熱を利用したイチゴの育苗を進めており「収穫は7月ごろになりそう。施設に来た方にゼロカーボン(脱炭素)を説明したい」と意気込む。
桑原さんは、今年度制度に新設され、リモートワークで対応できる業務に特化し、長期滞在を要しない「副業型」での委嘱。月に1度町を訪れ、町の総合計画の策定に関わる。「自分が持っている知識を町職員に伝えたい」と述べた。
継続は、京都スタイル(京都府)社長の岡村充泰さん(60)、日本郵政(東京都)の濱田真基子さん(36)、さとゆめ(同)の福井遼さん(33)。委嘱状を手に活動意欲を高めた。