日本中央競馬会(JRA)の騎手、武豊さん(55)の京都市左京区にある自宅が先月、窃盗被害に遭っていたことが4日、京都府警への取材で分かった。武さんの家族が在宅していたが、けがはなかった。現金数百万円や多数の高級腕時計などが盗まれたとみられ、府警が窃盗事件として捜査している。
府警によると、3月24日午前5時ごろ、武さん方から「現金や貴金属などが盗まれた」と通報があった。武さんは不在で、家族が物音などから侵入に気付いたという。23日午後11時ごろ以降、窓を割って複数人が家に入り、車で逃走したとみられる。
武さんは腕時計のコレクターとして知られており、府警が詳しい被害状況の確認を進めている。他に、バッグやクレジットカード計22点(75万円相当)が被害に遭ったという。
武さんは公式サイトで「物質的な被害よりも家内の精神的なショックの方が大きく、私自身ももちろんショックを受けています」などとするコメントを出した。