白老町と姉妹都市カナダ・ケネル市との民間交流を進めるケネル白老フレンドシップクラブ(QSFC、加藤泰久会長)のツアー一行が8日間の日程を終え、2日に帰国した。町内在住の中高生10人と引率5人が同日午後、新千歳空港に到着し、苫小牧工業高等専門学校2年の廣田優斗さん(16)は「ホストファミリーが優しく接してくれた」と語り、一緒に字幕なしの映画を見たことなど数々の思い出を振り返った。
室蘭栄高1年の小川初夏さん(15)は「(皿を手に持たない)食習慣の違いや車のハンドルが左右反対なのに驚いた」と話し、引率の坂本譲さん(70)は「ホームシックもなく、楽しい旅を終えられてよかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。
一行は3月28日にケネル市入り。市街地散策や博物館見学のほか、ロン・ポール市長らと同市主催の交流パーティーに参加し、市民と交流を深めた。同会は5月までに帰国報告会を予定している。