白老町商工会の女性部(熊谷あき子部長)と青年部(大塚雄裕部長)は3月27日、今春、町内の小学校4校に入学する新1年生のための交通安全祈願マスコット75個を町教育委員会に寄贈した。4月に学校で子どもらに届けられる。
マスコットは「無事故で家へ帰れるように」という願いからカエルの形をしており、女性部の部員20人が2月に赤や緑など4色のフェルト生地で手作りした。
この日は、白老八幡神社で祈とうを済ませた女性部員らが、その足で町教委を訪れ、安藤尚志教育長に手渡した。熊谷部長は「心を込めて作った」、大津部長は「地域の大人や保護者として子どもらを見守りたい」と語り、安藤教育長は「安心して元気に通学できる環境づくりをしていきたい」と感謝した。
寄贈は1978年から続けており、近年は青年部が材料を用意しているという。同町の今春の新入学児童は69人(27日時点)。
女性部では25日、町内の萩野小学校へ手縫いの雑巾100枚を寄贈した。同活動は2002年から毎年、学校を変えて続けている。