改築工事が進められている白老町立国民健康保険病院(町日の出町)の工事現場で、殺風景な仮囲いをアートに変えよう―と、町内の幼稚園と保育園児が描いた絵が先月、並べられた。囲いをキャンバスに見立て、にぎやかに彩る企画で、第1期工事を終える来年春まで展示する予定。
囲いがあるのは町道南中通りに面した一角。絵は町内全5園の4、5歳児117人が昨年12月ごろ、自由に描いた。画用紙117枚を3枚ずつ横に並べた縦81・1センチ、横17・13メートルの展示。
モチーフは、パンダやトラなどの動物、サッカーやバスケットボール、飛行機や船、家族の笑顔やまんがのキャラクターなどバラエティーに富んでいる。病院の建物や救急車を描いた絵も見られた。
町政策推進課の担当者は「(展示を通して)新病院が地域の皆さまに親しまれ、より身近になることを願っている」と話している。