白老町地球温暖化対策協議会が27日、町役場で開かれた。委員12人が地球温暖化対策実行計画(区域施策編、2024―30年度)の最終案を協議し、全会一致で承認し2023年度内の策定が決まった。
同計画では脱炭素社会の実現に向けて町内の事業者や一般家庭の二酸化炭素削減シナリオと目標値を定めており、まちの緑化や資源リサイクル推進についても盛り込んでいる。
最終案が示す基本方針は、エネルギーの消費抑制、転換、吸収源対策、気候変動への適応の4点。基準年を国が進める計画と同様に13年度とし、現在年間70万トンの二酸化炭素(CO2)排出量を30年度までに46%削減する目標を定めた。
事務局は、2月に行われた議会説明やパブリックコメントの経緯を踏まえて修正した部分などを説明。計画をまとめた冊子が55ページに及ぶことから町民向けに近く概要版を作成することなどを伝え、委員全員が承認した。