ケネル白老フレンドシップクラブ(QSFC、加藤泰久会長)が進める白老町と姉妹都市カナダ・ケネル市との民間交流で、町内在住の中高生10人が26日、同市に向け新千歳空港を出発した。引率5人を合わせた一行は同国のバンクーバーで1泊後、28日にケネル市に到着する予定。
ツアーは4月2日までの8日間。中高生らはホストファミリー宅に滞在しながら、ダウンタウンの散策や博物館見学、同市主催の交流パーティーに参加する。帰国後は、活動をまとめた冊子を作成するほか報告会も行いたい考えだ。
北海道栄高校2年の吉田陽彩さん(17)は「町並みや食べ物の違いを楽しみたい。カナダの人たちとのコミュニケーションも楽しみ」と期待に胸を膨らませる。苫小牧東高校1年の矢橋暖大さん(16)は「将来の夢であるプログラマーには英語力が必須。本場の英語を身近に感じ、夢につなげたい」と目を輝かせた。
出発ロビーに見送りに来た加藤会長は「多くのことを楽しく吸収し、学んできて」と生徒らを激励。引率の坂本譲さん(70)は「子どもたちの将来のために多くの機会を提供したい」と話した。