安平町は25日、レンタル業などを展開するノースアジャスト(帯広市)と災害時におけるレンタル機材の提供に関する協定を締結した。町保健センターで締結式が行われ、及川秀一郎町長は「町の備蓄品には限りがある。協定で安心、安全なまちづくりに多大な貢献をしていただいた」と感謝し、同社の工藤貴樹代表は「いざという時、迅速に対応できるよう心掛けていきたい」と述べた。
同社は昨年4月、苫小牧市一本松町に支店の「ダスキンレントオール苫小牧イベントセンター」を開設。同年11月、ダスキンの事業に防災資材のレンタルがあることを町に紹介し、町が導入を決めた。協定の締結は道内で5件目、胆振管内では同市に続いて2件目となった。
協定は、同社が災害時に避難所開設に役立つ簡易ベッドや発電機などの防災関連機材約100種類から必要な物を運び、設営にも協力する。苫小牧の店舗が被災しても、近隣の協力店を活用して資材を調達できる仕組みがあるという。