春が来る

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  • 2024年3月26日
春が来る

 この季節。春の歌を思い出す。シンガー・ソングライター、あいみょんの曲に「ハルノヒ」がある。こんな詞だ。〈北千住駅のプラットホーム 銀色の改札 思い出話と想い出ふかし 腰掛けたベンチで…〉、〈どんな未来が こちらを覗いているかな〉―。スピッツは名曲「チェリー」で〈君を忘れない 曲がりくねった道を行く きっと想像した以上に 騒がしい未来が僕を待ってる〉と歌った。旅立ちの季節。どちらも少し切ない歌だ。

 水色の空に、絵筆でサッと描いたような白い雲が流れていた。丘の上の教会から眺めた札幌の街並みは、とても美しかった。先週は娘の結婚式で、慌ただしい日々を過ごした。バージンロードを一緒に歩き、風のように過ぎ去った遠い昔を思い浮かべた。親しい若者たちが中心となったささやかなパーティーも、型にはまらず、自由な雰囲気で心地よかった。また一つ、親としての役割が終わった。

 春の彼岸が明けて、札幌も雪解けが一気に進み始めている。「春」の語源は、「発(は)る」、「張る」で木々の芽が膨らんでくる様子を意味するという。気温が急上昇した一昨日の日曜日。中島公園を歩くと、木立にもこずえから淡い春の色が動きだしたように見えた。間もなく、サクラの季節がやって来る。(広)

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