厚真町の上厚真小学校(清水京子校長)は21日、ふるさと教育の一環で5年生17人が開発・販売した「上小弁当」の売上金2万8000円を町に寄付した。善意は地域振興基金に積み立てられる。
児童たちは地場産業を理解するため、田植え、稲刈り体験や農業者、酪農家へのインタビューを行い、地元食材を使った弁当を開発。2月7日に厚南会館で1個700円で40個販売し、保護者や地域住民が購入した。
清水校長が町役場を訪れ、「子どもたちが町の役に立ててほしいと寄付を決めた」と善意を手渡した。受け取った宮坂尚市朗町長は「次の世代のため、大切に使用したい」と話した。