白老町と姉妹都市カナダ・ケネル市の民間交流を進める「ケネル白老フレンドシップクラブ」(QSFC、加藤泰久会長)が26日から同市で実施する交流ツアーの参加者が21日、大塩英男町長を表敬した。コロナ禍の中止を経て7年ぶりに実施されるツアーで、町内在住の中高生らが出発を前に「異文化を感じてきたい」と意気込みを語った。
交流ツアーの日程は4月2日までの8日間。中高生10人とQSFC会員ら21~70歳の引率5人が現地を訪問し、ホストファミリー宅に滞在しながら市民交流や博物館見学、観光を行う。
この日は、加藤会長と引率2人のほか、苫小牧工業高等専門学校1年の廣田優斗さん(16)、同2年の今井泉さん(17)、苫小牧東高校1年の荒川孝太さん(16)、白老中学校3年の小川初夏さん(15)が町役場を訪れた。
加藤会長は「国際社会で活躍できる子どもたちの健全育成を目指して旅行を企画した」と活動に理解を求めた。大塩町長は「異文化を肌で感じ、自分を見詰め直す機会にしてほしい」とエールを送り、1月にケネル市のロン・ポール市長とオンライン会談し、交流の継続を確認したことを明かした。廣田さんは「日本に居ては分からない感覚をつかみたい」、今井さんは「将来は海外に関わっていきたいので、さまざまなことを学びたい」と笑顔で話した。
QSFCによる青少年交流事業は11回目。参加者は今回を含め延べ207人。