引きこもり経験と笑い(下) 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)

  • ゆのみ, 特集
  • 2024年3月23日
引きこもり経験と笑い(下) 磯崎(いそざき) 文盛(ぶんせい)

 前回は、不登校・引きこもりになった私が、海岸のごみ拾いをきっかけに就職のお話を頂いて人生が大きく変わったという話でした。「利己」の反対の「利他」や「奉仕」という行動が、固く閉ざされた自分の人生を開いてくれたように感じています。

 今話題の野球の米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャースに移籍した大谷翔平選手も、たびたび球場に落ちているごみを拾い、「なぜごみを拾うのか」という質問に対して「他人がポイッて捨てた運を拾っているんです」と答えたそうです。

 私たちの身の回りにはさまざまな消費するものがあり、最近は小さなうちからスマホを手にできて、1日に何時間もゲームや映像に没頭する子が増えている印象です。でも、消費には切りがありません。私のようにそこから抜け出せなくなってひどくなると、周りのことに「もうどうでもいいや」と投げやりになり、無機質な精神状態になっていきます。そして、世の中はまさに今、そうなっているように感じます。

 「自分中心の引力」から自由になるには、反対の「利他的な行い」や「有機的で生命にあふれた自然」、そして「笑い」といったものが重要な鍵になるような気がします。

 苫小牧市内で不登校状態の中学生は、昨年10月末時点で生徒全体の約7%に当たる309人いて、過去最多ペースで増えたとニュースになりました。不登校の子も安心して気の合う友人と過ごすことができ、心の底から笑えるような場が必要とされているのではないでしょうか。

 (いぶり勧学館館長・苫小牧)

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