厚真町の有志による団体「荒波突破」は18日、能登半島地震の被災地に役立ててもらおうと、日本赤十字社厚真分区に義援金20万円を寄付した。吉住彰郎代表が町役場を訪れ、分区長の宮坂尚市朗町長に目録を手渡した。
同団体によると、前身はミニバレーボールを行う団体として設立され、近年は町を盛り上げるため、会員があつま田舎まつりやあつま国際雪上3本引き大会などのイベントに参加してきた。会員は最も多い時で約50人いたが、高齢化などで存続が難しくなり2023年に解散。残金などを被災地のために活用してもらおうと寄付を決めた。
吉住代表は「地震の被害状況が私たちと違うが、普通の生活に戻れるよう、少しでも役立ててもらいたい」と述べ、宮坂町長は「町民からの寄付をしっかり日本赤十字社に届けたい」と話した。