むかわ町や鵡川高校、関連団体でつくる「高校魅力化コンソーシアム」の2023年度第3回運営委員会が19日、同校で開かれた。関係者約40人が出席。国内留学制度「地域みらい留学365」(高校生対流促進事業)で同校に在籍する矢代茉鼓さん(17)と本郷夏奈さん(17)が、同町での1年間の留学生活について発表した。
矢代さんは、むかわ町での生活で生きる力が身に付き、視野が明るくなるなど、成長を実感できたことを説明。今後も町と留学生をつなぐために「受け入れ姿勢を強化し、外部の人を巻き込むこと。留学生が経験や学びを共有し、アウトプットできる場もあるとよいのでは」と提案した。
本郷さんは、留学前は自分の意見をうまく言えなかったが、むかわ町で過ごすうちに、自分で考え、発言ができるようになった経緯を紹介。「勉強以外の学びでも収穫が多かった。『むかわ学』では地域課題を高校生だけで考え、思考力、発信力を身に付けることができた」と話した。