ウポポイフォトコンテスト表彰式 一般の部 林さん 学生の部 佐藤さん グランプリ

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  • 2024年3月21日
入賞者の記念撮影
入賞者の記念撮影
林さんの「ウポポイ ラヨチ」(提供)
林さんの「ウポポイ ラヨチ」(提供)

  アイヌ民族文化財団は20日、白老町のアイヌ文化復興・発信拠点、民族共生象徴空間(ウポポイ)で、同施設内で撮影した投稿写真を対象としたウポポイフォトコンテスト2023の表彰式を行った。入賞者に賞状を手渡した。

   コンテストは3回目で、一般の部と今回初めて設けた学生の部に道内外から計323点が寄せられた。

   グランプリは、一般の部が名寄市の自営業林真之介さん(53)の「ウポポイ ラヨチ」、学生の部が北広島高校1年の佐藤鈴奈さん(16)の「光の花」。ほか15作品を入賞作に選んだ。

   式には、審査員を務めた同財団の村木美幸運営本部長や入賞者と家族ら約30人が出席した。村木本部長は「遊び心に満ちた魅力的な作品が集まった」と述べた。

   林さんの作品は、ウポポイの庭園に置かれたモニュメントとポロト湖越しに虹が架かった瞬間をとらえ、「入場直後に雨があがり、偶然の一瞬だった。うれしい」と話した。佐藤さんの作品は、イルミネーションを花畑のように幻想的に撮影しており、「これからも素晴らしいアイヌ文化を写真で表現していきたい」と笑みを浮かべた。

   2人とも初めての応募。入賞作は4月21日まで、ウポポイ入場ゲート前のエントランス棟で展示している。

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