厚真町宇隆の馬搬業、西埜将世(まさとし)さん(43)が道の北海道指導林家に認定され、認定証の交付式が18日、町総合福祉センターで行われた。町内の認定者は3年ぶり4人目。
胆振総合振興局によると、道指導林家は、地域の模範となる林業生産活動を行い、人格や見識に優れるなど、積極的な林業指導活動ができる人材。市町村長から推薦を受け、道知事が認定する制度で、2023年度は西埜さんを含め道内で8人が認定された。
西埜さんは馬4頭を保有し、馬搬を主に、馬耕や公園での危険木の除去、子ども向けイベントなどを展開している。地元林業関係者との活動や研修受け入れにも協力的で、今後、地域林業のリーダーとしての役割が期待されるという。
交付式で、同局森林室の淡路素行室長から認定証と腕章、記章が贈られた西埜さんは「自分はまだまだ未熟。皆さんの指導を頂きながら成長し、地域の林業振興に貢献したい」と話した。