安平町早来新栄で切り花事業や育苗事業などを展開する早来アグリファーム(横澤健二代表)は、キンギョソウの出荷ピークを迎えている。ビニールハウス5棟で彩り豊かに花が咲き、春の彼岸などでの需要に向けて、従業員が箱詰め作業を進めている。
同ファームは2000年4月設立。キンギョソウは13年ほど前から生産し、トルコキキョウと並ぶ主力の花卉(かき)となった。今年度の生産は23年7月に始め、24年3月までに約8万本を計画している。
ハウス内では週3回、切り花として不要な葉を落とし、箱に詰めて札幌市の市場に出荷している。灯油代の高騰で生産コストは上昇したが、品質は上々という。
横澤代表は「白、ピンク、黄がメインカラー。黄色やピンクの引き合いが多い」と話している。