発明&デザイン地域宝おこし 西川(にしかわ)良雄(よしお)

  • ゆのみ, 特集
  • 2024年3月16日
発明&デザイン地域宝おこし
西川(にしかわ)良雄(よしお)

  先代の故西川辰美氏は1985年、研究開発型企業を目指し、苫小牧発明研究会を立ち上げました。私はその時より、事務局員として携わっています。

   当会は2015年に創立30周年を迎え、今に至っています。事業の一つに「発明&デザイン引力おこし」があり、12年はトヨタ自動車北海道の田中義克社長に「ものづくりと経営とは」をテーマに講演してもらいました。その後、事業名の「引力おこし」は「地域宝おこし」に変更し、24年2月で30回目を迎えることができました。定着感が出てきたと思います。

   この事業の目的は、発明や工夫、手でものづくりをする楽しさを伝え、紙や木で出来るもの、電気で出来るもの、3Dプリンターなどで動くものを作ってもらうことで、自分でやれることを広げてもらうことです。その時に参加した子供たちがどのように育っていくのか知ることはできませんが、どこかで思い出してくれていたらいいなあと続けています。

   最近はデジタル化したものや100円均一の店の商品など、ない物はなく、物が有り余っている時代かもしれません。それでも自分の体を動かして道具、工具を使い、形あるものを作ることは意義深く、基本を分かってもらい、完成した喜びを数十分後に感じた経験が、今後の暮らしの創意工夫などにつながれば何よりです。

   私たち会員は高齢になってきており、若い人たちに入会していただきたいと考えています。特許取得の相談やお手伝いもしていますので、ぜひ一度遊びに来てください。新しい自分を発見する機会にもなると思います。

  (電気工事西川組社長・苫小牧)

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