白老町東町1の苫小牧警察署白老交番の改築工事が終了し、14日に開所式が行われた。防犯団体関係者ら約20人が出席。同署の久田悟署長があいさつし、同交番の細川義彰所長が安全な地域づくりに向けて決意を表明した。
旧交番は築28年が経過し、老朽化したため、2023年9月から今年2月まで改築工事が進められた。工期中は日の出町3に仮設交番を開設していた。
改築後の交番は、アイヌ民族のチセ(家)の建築工法、寄せ棟屋根をモチーフとした木造2階建てで、延べ床面積は約200平方メートル。11日付で運用を開始し、勤務員7人が交代で24時間常駐する。
開所式で久田署長は「地域住民への責任を自覚し、安心、安全に暮らせる白老町の実現のため一層取り組んでいく」とあいさつ。大塩英男町長らが祝辞を述べ、地域の治安向上を期待した。勤務員を代表し、細川所長が「犯罪や事故のない地域を実現する」と誓った。
同交番の管轄区域は白老川以東の町内。白老町の総人口1万5388人の半数を占める7721人(今年2月末時点)が居住する。