函館市で生まれ育ち、地元の北海道教育大学函館校を卒業。白老竹浦中学校で国語科の教員として教職の道をスタートさせた。
大学では書道を専攻。「国語科教育を専攻した人には負けないぞ」という気持ちで授業研究に打ち込み、胆振管内の国語科の研究会にも所属。著名な講師を招くなどし、より良い指導を追究した。
2005年4月に赴任した門別町(現日高町)の豊郷小学校を皮切りに、苫小牧市や室蘭市などの小学校、中学校6校で教頭を務めた。胆振管内の教頭らによる業務改善チームに所属し、教頭職の働き方改革にも注力。祝日の国旗掲揚など、それまでは当たり前に行われていた休日業務の見直しを実現させた。
21年、校長として錦岡小学校に着任。今いる児童たちとの日常を大切にしてきた。特に子どもたちの努力を記録するため、習い事や各種コンクールで入賞した子、校内の式典や行事などで司会や作文発表を担当した子との記念撮影を続け、その写真は3年間で120枚を超えた。
児童や若い教員に向けて「失敗を恐れず、いろいろなことに挑戦してもらいたい」とメッセージを送る。