小中学生時代、話が面白く、いつも笑顔で接してくれた先生に出会ったことがきっかけで同じ道を目指すことを決意した。
洞爺湖町出身。北海道教育大学旭川校卒業。これまで壮瞥町、伊達市、登別市、苫小牧市の小学校に勤めた。全校児童約50人の小規模校から約900人の大規模校まで経験し、両方の良さや課題を理解したという。
大学時代に覚えた「教えることは学ぶこと」という言葉を胸に刻み、常に情報や知識のインプットとアウトプットを繰り返し、子どもたちと向き合ってきた。
苫小牧明野小学校では、「運動会」を「スポーツフェスティバル」に改称し、競技や運営を児童自身に考えさせた。児童会の委員会活動も、どんな組織があれば学校が良くなるかを考えさせて再編し、児童の自主性と主体性を向上させるように努めてきた。「今は変化が激しい時代。既存の概念にとらわれず、柔軟な発想で世の中の人のためになる活動ができる。そんな力を身に付けてほしい」と期待する。
「苫小牧は小中学校の連携や地域との関わりが深いまち。大人たちには、未来を担う子どもたちをしっかり支えてほしい」と話した。