大腸内視鏡検査と、人工知能(AI)を使って診断を支援するシステム(CADe)を組み合わせると、がん化する可能性があるポリープ「腺腫」の検出率が高まる一方で、がん化の可能性が低い「非腫瘍性ポリープ」の切除数が増え、過剰な診断・治療につながる恐れがあると、国際共同研究グループが発表した。
研究グループは、便潜血検査の陽性者を対象に、大腸内視鏡検査を単独で行うグループと、CADeを併用するグループを比べた試験21件・計1万8232人のデータを解析した。
その結果、大腸腺腫が1個以上検出された割合は、単独グループの35・9%に対し併用グループでは44・0%と高く、見逃すリスクは55%減少すると推定された。一方、本来は切除する必要がない非腫瘍性ポリープの検査1回当たりの平均切除数は、単独グループの0・34個に比べ、併用グループは0・52個と多かった。
(メディカルトリビューン=時事)