白老町川沿の社会福祉法人白老宏友会の共生型事業所「はぁもにぃ」でこのほど、インドネシア出身の職員4人と町民が交流する調理体験が行われた。町民ら21人が参加し、そば打ちやインドネシア料理のナシゴレン作りを楽しんだ。
同会はインドネシア出身の男性2人、女性2人を職員に採用している。北平保理事長は「ひたむきに働く職員を町民の皆さんに紹介し、応援していただきたい」と調理体験を企画した。
男性はドイ・ヌルヒダヤットさん(28)とレンディ・ソアンディさん(21)。女性はアマンダ・フォフィシレガルさん(21)とピカ・レスタソさん(23)。4人とも真面目で正義感が強く、優しい人柄。介護福祉士の取得を目指し、白老町での永住を希望しているという。
この日は白老手打ちそばの会の会員らが、町民と職員にそばの打ち方を指南。その後、4人が講師となり、ナッツや玉ネギなどの野菜が入ったチャーハン風の料理ナシゴレンの調理を体験した。インドネシアのあいさつや人口、民族なども紹介し、互いの国の文化に対する理解を深めた。
ジャワ島中部南岸のジョクジャカルタ特別州出身というヌルヒダヤットさんは「まちの皆さんと交流できる機会がうれしい。これからもっと白老の方々と仲良くなりたい」と話していた。