近年増えるフクラギ 釣り人魅了 カツは食味満点

  • 釣り
  • 2023年10月19日
サケ釣りで予想外の〝ゲスト〟だったフクラギ
サケ釣りで予想外の〝ゲスト〟だったフクラギ
予想以上のうまさに感激。フクラギの「たれカツ丼」
予想以上のうまさに感激。フクラギの「たれカツ丼」

 今季、苫小牧など太平洋岸はブリの幼魚「フクラギ」の魚影が濃い。8月以降、大きいものだと70センチ超のハマチやブリ級も室蘭港などで釣れている。中心は30~50センチだが、ルアーをひったくるようなファイトで釣り人を魅了する。魚影の濃さを裏付けるように、サケ狙いの浮きルアー仕掛けにまで食い付くから驚きだ。

 釣り倶楽部の担当記者は8月、30~40グラムのジグを投げて室蘭港でフクラギを狙った。目標は60センチ超だったが、釣れたのは50センチを切る平均サイズ。大物を確信した魚信は一度あったが、たやすくばらし悔やんだ。

 意外だったのはサケ狙いで釣れたこと。9月下旬、苫小牧市内の海岸で浮きルアーを超スローで引いていた際、餌取りの小サバにしては引きの強い魚信が来た。サケほど力強くない不思議な手応えに戸惑いながら寄せると、現れたのは40センチ弱のフクラギだった。2本の段差フックのうち餌を付けた方に食い付いた。

 小魚を追い掛けて捕食するフクラギは通常、速く泳がせたり、派手にしゃくったりするルアーに反応する。サケは真逆でルアーをゆらゆら漂わせるように誘うだけに、この場合は餌に反応した可能性もある。フクラギの魚影の濃さが反映されているようだ。

 ◇    ◇

 フクラギはこれまで何度か食べたことがある。今回はサケ釣りの餌にしようと持ち帰ったものの、函館地方の水産関係者が新名物で「ブリカツ」を推していることを思い出し、実食してみることにした。

 メニューはたれカツ丼。ぬめりとうろこをきっちり落としたら、身は3枚に下ろして皮を引き、腹骨をそぎ落として食べやすいサイズに切り分けた。塩こしょうを軽く振り、小麦粉を付けて溶いた鶏卵にくぐらせ、パン粉を付けて中火で揚げ焼き。たれはめんつゆに適量のだし汁、砂糖、酒を合わせて軽く煮詰めた。カツをたれに軽く浸し、残りのたれを適量熱々のご飯に掛けたらカツを載せ、上に刻んだネギを置き、全体に白ごまを振って完成だ。

 香りが食欲をそそる。身は癖がなく味わいは淡泊だが上質だ。程よい歯応えの食感もいい。感激した家人がわが家の定番メニューに新たに加えた。ごちそうさまでした―。

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