武見敬三厚生労働相は18日、インフルエンザや新型コロナウイルスの流行拡大により医療用のせき止め薬などが不足していることを受けて記者会見を開き、「主要メーカー8社に対して供給増加に向けた対応を要請した」と明らかにした。在庫放出などにより月間供給量が9月末比で1割増えて、年内にせき止め薬は約1100万錠、去たん薬は約1750万錠の増加が見込めるという。
また年明け以降も、増産に向けた人員確保や設備投資に対する支援を行う方針を明らかにした。政府が今後取りまとめる新たな経済対策に盛り込む方針。
武見厚労相は「できる限り不足しないよう供給体制を整えていきたい」と述べた。