苫小牧市のTOMASEIホールディングスが主催するキャベツの収穫体験が9、11両日、グループ会社・スマイルループで管理する厚真町上野の畑で行われた。両日合わせて4組11人の家族連れが参加し、青空の下、収穫作業を楽しんだ。
同社の食育を兼ねた取り組みで、一般の希望者を農地に招いた収穫体験は初めて。4月30日に行われた「ゼロカーボン×ゼロごみ大作戦!」のキックオフイベントの中で参加者を募り、種植えから体験してもらった。
9日は3組9人の親子が大きく育ったキャベツを刈り取り、1時間ほど作業に励んだ。苫小牧市から足を運んだ石田舞さん(30)は娘の裕愛ちゃん(4)と参加し、「作業は簡単にできた。子どもでも持てる重さなので、籠に入れて楽しんでいました」と笑顔を見せた。11日には1組2人が参加し、包丁で切り取ったキャベツを籠いっぱいに積んだ。
同社によると、担当者は「実際に収穫したキャベツを食べることはあまりないと思う。イベントのタイミングなどで周知し、来年度以降も継続できたら」と話していた。