飼い犬が外で排せつできないことに悩む家庭は少なくない。わが家も保護犬を迎え入れて間もなく2年になるが、実は大も小も自宅を出るとほとんどしない。最初は家のトイレ(ペットシートを敷いたプラスチックのトレー)でしかしないことを「行儀がいい」と喜んでいたが、宗谷岬から苫小牧の自宅までの車中我慢し続けた時には困り果てた。
外が怖かったり、不慣れだったりするとできないとされており昼夜の散歩を励行。他の犬とも積極的に触れ合うようにしているからもう大丈夫なはずなのだが。きっとまだ何かが不安なのだろう。
夜中に催すと、必ず人の顔をなめて起こす。排せつ時は無防備な状況を生むからか。襲われるかもしれないという心理状態では極力控えるとの指摘もある。安全意識が高いのか。そんなこんなで、犬の排せつ状況を夫婦で小まめに確認し合っている。今や日々の最重要連絡事項で合言葉は「しっこした?」。先日朝、仕事で家を出る際に「行ってきます」とドアを閉める直前、連絡漏れを思い出し「うんちはしたよ」と大きめの声で言ったら、通り掛かった女性がけげんな顔をした。あす11日から全国地域安全運動。誤解を生まぬ言動を心掛け、愛犬と散歩がてら地域を見守ろうと思う。 (輝)