今年の夏は苫小牧市らしからぬ暑さで、体を動かすこともままならない日々が続きましたが、ようやく過ごしやすい爽やかな季節になってきました。
秋といえば、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋などさまざまにありますが、日頃の運動不足を気にしている身には「スポーツの秋」が頭をよぎります。10月は国民の祝日「スポーツの日」もあり、この日は近づくと運動しなければと思わせてくれます。
健康を保つには、適度な運動習慣と身体活動量を増やすことが重要とされています。厚生労働省の「健康日本21(21世紀における国民健康づくり運動)」で、運動習慣とは「週2回以上、1回30分以上、1年以上」継続して運動すること、身体活動量は「成人男性で1日1万歩の歩数が理想」とされています。1万歩の達成は高いハードルですが、10分程度の歩行を1日数回行う程度でも、健康上の効果が期待できるとされています。夏の暑さが和らいだ「スポーツの秋」をきっかけに体を動かす習慣を身に付け、健康維持・増進に努めようと気持ちを新たにしています。
今年は、スポーツの世界大会も数多く開かれています。WBC(ワールドベースボールクラシック)優勝、世界陸上での女子やり投げ北口榛花選手の優勝、バスケットボールやラグビー、バレーボールの日本チームの活躍など大きな感動を与えてくれています。スポーツの秋では、健康管理のための運動と、手に汗握るスポーツ観戦を楽しみたいと思います。
(苫小牧信用金庫主幹アドバイザー)