苫小牧発明研究会(事務局は電気工事西川組)は1985年の発足以来三十数年、「エコ遊び」や「宝起こし」などを毎年実施してきました。当時は、物が何でもある時代ではなく、自分たちが困ったことについて、いろいろと発想し、創造し、試作を何回も繰り返し、「ものづくり」をしてきました。そのことがきっかけで子供と一緒に取り組む活動を始め、今に至っています。
その中でも、今回お話をさせていただきたいのは、「AMラジオ作り」についてです。2016年8月に日本無線株式会社北海道支社さまのご協力により、弊社の創業50周年事業に合わせて「科学・工作教室AMラジオ作り」を開催することになりました。もちろん苫小牧市科学センターさまのご協力により、会場を提供していただいています。
1回目は、小学校高学年と保護者1人がペアになり、24組48人の参加者で開催しました。電波や光の説明から入って組み立てキットの注意点などを説明した後に、製作を開始しました。はんだ付けという作業工程があり、最近の小学生はやったことがないようで、やけどへの注意を促しながら工作を進めました。スタッフは指導者を含め15~16人だったと記憶しています。「うまく付けられないね」といった会話が聞こえてきました。それぞれの親子に特徴があり、指導者も教えるのにかなり四苦八苦したようです。
(電気工事西川組社長・苫小牧)