朝食を午前9時以降に取る習慣のある人は、午前8時までに取る人と比べて2型糖尿病の発症リスクが59%高かったと、スペインとフランスの共同研究グループが発表した。
研究グループは、食事や栄養と健康に関する調査に参加した10万3312人(平均42・7歳)を対象に、食事の時間や回数と2型糖尿病発症との関連を検討した。
7・3年(中央値)の追跡期間中、963人が2型糖尿病を発症した。解析の結果、朝食を午前8時までに取る人と比べ、午前9時以降に取る人は発症リスクが59%高かった。一方、午前8時までに朝食を取り、その前の食事との間隔が13時間以上空いている人は、発症リスクが53%低かった。食事の回数が増えるごとに、発症リスクは低下することも分かった。
研究グループは「2型糖尿病の予防では朝食時間も考慮すべきだ」と述べている。
(メディカルトリビューン=時事)