厚真町観光協会が主催する秋の収穫祭「あつマルシェ」が1日、同町本郷のこぶしの湯あつま前広場で開かれた。前日の雨を吹き飛ばす秋晴れとなり、新鮮な野菜や食を求める家族連れらが町内外から訪れてにぎわった。
農産物の収穫の秋に合わせて町の魅力をアピールしようと、同協会が2017年から開いている食のイベント。
会場では新鮮野菜をはじめ、豚肉の串焼き、ザンギ、ポテト、パン、スイーツなどを販売。札幌市のセンチュリーロイヤルホテルが町産のさくら米を使って作ったパンケーキも扱った。町の公営塾「よりみち学舎」のブースでは、厚真高校の生徒がオリジナルおにぎりを提供した。
このほか無印良品の加工食品、木工クラフトを販売し、馬そり体験、ジャガイモの袋詰め放題、小豆、新米のすくい取り、カボチャたたきも行い、人気を集めた。
苫小牧市から家族で初めて訪れた溝口真都君(9)は「カボチャたたきは難しかったけれど、できたのでうれしかった。ご飯やデザートを食べて楽しみたい」と話していた。
元プロ野球北海道日本ハムの田中賢介さんやファイターズガールらも来場し、イベントに花を添えた。