斉藤賢治 1948年生まれ、大船渡市出身。東日本大震災時は専務を務めていた会社のビルにいて従業員らと共に避難したが、叔母を亡くした。東日本大震災の教訓を後世に伝えるため、津波の被災を免れた会社の一部を伝承館として2013年3月に開館し、館長に就任。現在はこの春改称された大船渡津波伝承会会長、語り部として各地で避難の重要性、防災について訴えている。
伊藤義之 1967年生まれ、横浜市出身。釜石市から受託した業務が縁で東日本大震災直後の3月23日に現地に入り、技術ボランティアとして同市が設置した「災害復興プロジェクトチーム」に加わり、復興まちづくりを担当。和歌山県田辺市、湯浅町、高知県黒潮町などで事前復興計画の策定業務に当たった。