白老港の魅力向上に取り組む町地域おこし協力隊員の山岸奈津子さん(43)は24日、港の誘客や活用について考える集会「白老港魅力化プロジェクト シン・白老港」を町石山の白老消防本部で開いた。道開発局の職員や町民ら約30人が参加し、山岸さんの構想に耳を傾けた。
山岸さんは2022年に同隊員になり、今年6月に一般社団法人SHIRAOI PROJECTS(略称SHIPS(シップス))を設立。港の魅力を発信するフリーペーパーの発行などを手掛け、白老港への誘客に向けては、法人設立以前からいぶり中央漁協などと協力して着手している。
集会では、遊漁船を手配できるウェブ予約窓口の開設をはじめ、港湾ガイドツアーや港のにぎわい創出事業の実現を目指す同プロジェクトの内容を説明。「年内にも試験的な取り組みを実施し、具体的な検討を進める」と語った。