白老町石山のはぎの自動車学校(高野末保校長)は26、27両日、北海道栄高校(渡辺和弘校長)の3年生約140人を迎え、プレドライバーズセミナーを開催した。将来、免許の取得を考えている高校生らは、実際に教習車に乗車し、ハンドルを握って運転の基本的知識を身に付けた。
26日は生徒74人が参加。高野校長による安全運転講習のほか、急ブレーキをかけた際の衝撃がシートベルト着用時と未着用時でどう違うかや、カーブを曲がる際にスピードによってどの程度、遠心力が働くかを体験した。
実車を使った運転では、恐る恐るアクセルを踏んでコース内を走行。人形が突然飛び出してくる危険予測体験もあり、起こり得る危険を想定して運転する重要性を確認した。
免許取得を考えている高原陸君(17)は「急ブレーキの衝撃がすごかった。安全運転を心掛けるだけでなく、歩行者としても横断歩道のある所を渡るなどドライバーを安心させる道路の利用をしようと思った」と話した。
同自動車学校は、免許取得前の高校生を対象に25年ほど前からセミナーを実施しており、今年は10月にも白老東高校の生徒を受け入れるという。