白老町本町のしらおい創造空間「蔵」では、同町の美術振興に尽力する地元ゆかりの画家5人(小出昭三、染谷等、高橋淳一、田中照比古、村上和義)の作品を集めた「白老ゆかりの作家たち」が開かれている。
小出、染谷は故人だが、小出の描いた牛、染谷の表現した樽前山などからは、自然の力強さや躍動感を感じることができる。
ほかの3人は、まちの美術界で中心的役割を担う。高橋は主に、まちの歴史やアイヌ文化に関するスケッチを手掛ける。田中は白老美術協会の現会長で、憂いを感じる色彩とタッチが魅力。村上は1万点以上のスケッチを描き、作品から優しさとユーモアが伝わってくる。
白老で暮らし、地元美術文化の向上に力を発揮する画家たちの作品から、地域の自然、歴史、住民の営みを感じ取ってほしい。
(広報担当・八木皆実)
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