白老ペンクラブ(岩間隆一会長)は、会員の作品を掲載した同人誌「白老ペン」第42号を発行した。論考6本、短歌2本、談論、評論、随想、随筆、俳句各1本の計13点を掲載している。
後期高齢者の狩猟免許取得とシカ狩りをテーマとした論考や先住民族にルーツを持つ白老町の歌人、森竹竹市の遺稿集への評論、幕末の東北6藩の北方警備についての随筆など町ゆかりの話題が集まった。編集長を務めた岩間会長(83)は「時代に対し町民がどう考えたか、参考にしてもらえたら」と話している。
表紙は、白老の風景を数多く残した同町の版画家大野重夫氏(故人)の「夏の浜辺」。
A4判、100ページ。80部発行し、1冊600円。町大町の喫茶休養林で扱う。