「妻狙ったか」「犠牲者に家族」 遺族ら、青葉被告に直接問う―逆質問も―京アニ公判

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  • 2023年9月21日

 京都アニメーション第1スタジオが放火され36人が死亡、32人が重軽傷を負った事件で、殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)の裁判員裁判第8回公判が20日、京都地裁であり、引き続き被告人質問が行われた。遺族やその代理人ら計7人が被害者参加制度を活用して直接質問し、「妻を狙ったのか」「犠牲者に家族がいるとは考えなかったのか」などと問いただした。

 「涼宮ハルヒの憂鬱(ゆううつ)」などでキャラクターデザインを手掛けた寺脇(池田)晶子さん=当時(44)=の夫(50)は「池田晶子は事件のターゲットだったか」と尋ねると、青葉被告は「京アニ全体を狙う認識で、誰か個人という認識はなかった」と答えた。「事件前に放火対象者に家族、特に子どもがいることは知っていたのか」と問われ、「申し訳ございません。そこまで考えてなかった」と述べた。

 兼尾結実さん=同(22)=の母は、被告がガソリンをまいた際にそばにいたとする一人は娘だった可能性が高いとし、「『死ね』と言った相手は娘も含まれるのか」と尋ねた。被告は「そうなります」と応じ、「娘は入社したばかりで、盗作されたというアニメ制作後に入社した社員がいると想定していなかったのか」との質問には、「すみません。そこまでは考えていなかった」と答えた。

 宇田淳一さん=同(34)=の代理人弁護士は「被害者の立場を考えなかったのか」と質問したが、被告は改めて自身の小説が作品に盗用されたと主張し、「被害者の立場だけ述べて、良心の呵責(かしゃく)はなかったということでよろしいでしょうか」と逆質問。別の代理人にも「京アニが自分にしてきたことを全て不問にするのか」と反論し、「(今も)憤りはある」と述べた。

 次回25日は弁護側と裁判所側による被告人質問が行われる予定。

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