2 日々の暮らしの中で作品生み出す 「胆振―生活と手仕事展」 大町・旧しらおい発掘堂

  • 地域でつくるアート, 特集
  • 2023年9月20日
多くの人でにぎわう会場

  胆振管内にゆかりある作家の工芸品を展示した「胆振―生活と手仕事展」は、作家10人による200点以上の作品を白老町の中心市街地にある旧しらおい発掘堂に集めて開かれている。中には町出身の陶芸家、吉田南岳さん(64)や前田育子さん(55)らの作品も並ぶ。

   前田さんは、器のほか大漁旗を再利用した手製のバッグや服も展示している。モノトーンの陶の世界と色彩豊かな大漁旗のハンドメード作品のギャップに注目を。

   吉田さんは、自作の展示以外にも社台海岸地区で展示する「野生の学舎」をバックアップするなど物心両面で協力している。地域住民との関わりの中で作品が生み出され、互いに影響を与え合い、発展していく姿を展示から感じ取ることができる。

  (広報担当・八木皆実)

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