むかわ町議会定例会が14日に開会した。町は次世代半導体製造ラピダス(東京)の千歳市進出に関し、道や石狩、空知、胆振管内22市町村で組織する市町村ネットワークに参画して情報収集するとともに、町が今年度建設を進めている民間賃貸住宅の建設状況などについて情報提供していることに言及した。
竹中喜之町長の行政報告と古内みゆき氏の一般質問への答弁。町は民間賃貸住宅の建設を進めているほか、距離的優位性、都市と比較した場合の土地の安さ、子育てに力を入れていることもアピール材料にする考え。竹中町長は「道や関係市町村などと連携しながら、次世代半導体産業の進出や、工場建設作業員、従業員の居住先確保の支援などで、むかわ町の地の利を生かしていきたい」と理解を求めた。
このほか、伊藤恵美氏は廃校となった校舎の跡地活用について質問。町教育委員会は、2018年3月末に閉校した旧富内小学校に今後、胆振東部地震で被災して閉館した旧穂別地球体験館の展示品を収蔵、保管する予定であることを説明した。