白老文化観光推進実行委員会(会長・熊谷威二白老町商工会長)は13、14両日、白老町本町のしらおい創造空間「蔵」に設けたスタジオで、インターネットラジオ番組「ラジオウタリ」の収録を行った。
ラジオウタリは、同実行委の文化芸術プロジェクト「ルーツ&アーツしらおい2023―白老文化芸術共創」の一環。収録は21年11月、12月、22年3月、12月に続き5回目。
先住民にルーツを持つミュージシャンOKI(オキ)さん(66)と、英国人の音楽評論家ピーター・バラカンさん(72)が、DJ(ディスクジョッキー)として収録ブースに向かい合って座り、即興で選んだ曲をかけた。
OKIさんは音楽的ルーツがあるというレゲエの世界を中心に紹介。バラカンさんは、ビリー・ヴァレンタインという老歌手が今年新たなアルバムを出し、感動したことなどを語りながら名曲案内をした。
OKIさんは「互いに思いを出し合って、その場で展開を考えながら進めていけた」と笑顔。バラカンさんも「即興で弾を打ち合う『ピンポンDJ』みたいな感覚だね」と、その場で即興の表現を編み出し、場を盛り上げた。
番組は90分で、2日間で2本収録した。放送日は未定だが、年内に配信したいとしている。