全国石油商業組合連合会(東京)が主催する災害時対応訓練が12日、むかわ町美幸のガソリンスタンドで行われた。苫小牧地方石油業協同組合(藤田健次郎理事長)の会員企業から10人ほどが参加し、地震による停電の際に、非常電源への切り替えから緊急車両に給油するまでの対応を確認した。
訓練は震度6強の地震が起きたとの想定で実施。従業員3人が点検表に基づきながら被害状況や二次災害を防止するための動きをはじめ、緊急用発電機で設備を動かし、消防車両に給油するまでの手順を確認した。
藤田理事長は「住民生活において、ガソリンスタンドは最後のとりでにもなる。胆振東部地震の記憶が薄れる前にしっかりと課題を整理し、新しい発見をしていけたら」と話した。