苫小牧産クラフトビールの醸造を通して、地域の活性化を目指す会社「北海道ブルワリー」の取り組み。道内のクラフトビールが味わえるパブを12日に先行オープンし、高橋憲司社長(51)は「自分好みのビールを見つけて」とPRする。
旧黒船亭を改装し、3階建てビルの1階部分約100平方メートルに24テーブル30席を設けた。ヤチヤナギを原料にした自社ブランドのクラフトビール「カムイゲイル」を230ミリリットル(620円)、400ミリリットル(960円)で提供する。
江別市のクラフトビール生産SOCブルーイングで8月、今年醸造分の「カムイゲイル」セゾン280リットルを完成させた。イベントやプレオープン期間で飛ぶように売れている。醸造所が完成した後は、年明けにも文字通り苫小牧産の出来たてに切り替えることになる。
この他、苦味を抑えたフルーティーな小麦ビール「バイツェン」、ホップの香りと苦味が楽しめる「IPA」などもあり、品ぞろえを順次変えていく。エゾシカギョーザ(3個400円)、ハスカップの大根漬け(400円)などの軽食も用意している。
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営業時間は午後5~10時。日・月曜定休。問い合わせは同店 電話0144(84)5458。