白老町は、町内を運行する公共交通バスの時刻表などが10月1日に一部改正されるのに合わせ、「町地域公共交通ガイドブック」の改正版を各世帯に配布した。
公共交通バスは、地域循環バス「元気号」、市街地を中心に巡回する交流促進バス「ぐるぽん」、予約に応じて自宅前などで乗降可能なデマンドバス「カムイ号」。町は利用促進に向けて、昨年と今年の7月に「乗り方教室」を開催。町民に座学や乗車体験で乗り方や乗り継ぎ方を確認してもらい、買い物や通院での活用を促している。
10月から、「元気号」は利用状況などから2停留所を廃止し、「臨海温泉」停留所の始発時間を30分遅らせて午前7時40分とする。「ぐるぽん」は市街地循環便の運行方向を時計回りから反時計回りとし、停留所は一部を廃止し「界ポロト前」「社台中央」「白老東高校前」を新設する。「カムイ号」は近隣に代替停留所がある「ウポポイ前」を廃止する。
改正版では、三つのバスの発車時刻を分かりやすくし、乗り継ぎの煩雑さを解消できるよう、それぞれの役割、料金、時刻表を掲載した。このほかJRの列車と道南バスの都市間バスの時刻表と料金表、町内を運行するタクシーと4法人の福祉有償運送業者の連絡先を掲載した。
A4判、28ページ。担当者は「ガイドブックを活用し、地域公共交通を身近なものにして」と呼び掛けている。