白老文化観光推進実行委員会(会長・熊谷威二白老町商工会長)は20日から27日にかけて、芸術祭「ルーツ&アーツしらおい―白老文化芸術共創」をアピールする横断幕やホームベース型のフラッグをJR白老駅周辺に掲示した。
芸術祭は同実行委などが主催し、9月1日から10月9日まで町内各所で繰り広げられる。
横断幕は、民族共生象徴空間(ウポポイ)駐車場向かいの緑地に掲示した。サイズは縦2メートル×横6メートルで、素材はターポリンと呼ばれる風雨に強いビニール製。芸術祭のロゴ、町竹浦の画家田湯加那子さんの絵画、会期日程、公式サイトのQRコードなどをあしらっている。
設置は、町社台の建設会社、久保工務店(久保一美社長)の社員3人が手掛けた。同実行委の広報誘客・制作物部会ディレクターの石川大峰さん(43)=町竹浦在住=は「ウポポイを訪れた人などに芸術祭を知ってもらい、町内を巡るきっかけにしてもらえたら」と話した。
ホームベース型(縦66センチ×横40センチ)のフラッグは、町中心市街地の大町商店街沿道の街路灯36カ所と、JR白老駅の自由通路内7カ所に設置した。
白老商業振興会が作業に協力し、同振興会の村上英明理事長(54)は「鮮やかなデザインでまちが明るくなった。会期中は芸術祭PRに貢献したい」と述べた。同実行委の中村諭事務局長(66)は「フラッグが展示会場に足を運ぶきっかけになれば」と目を輝かせた。