東京電力福島第1原発の処理水放出を巡り、福島県いわき市の内田広之市長は28日、市へのふるさと納税の申込件数が伸びていると明らかにした。放出開始日が決まった22日からの6日間に915件、合計で約1730万円分の寄付申し込みがあった。平均で1日100件を超え、1日数十件だった最近のペースを上回っているという。
選択された返礼品の多くが、地元で水揚げされた「常磐もの」の魚や水産加工品。市には「福島県の魚を食べて応援したい」といったメッセージが寄せられている。福島市内で取材に応じた内田氏は「こうした応援が広がれば、漁業関係者の励みになる」と語った。