白老町は22日、町戦没者追悼式を町総合保健福祉センターいきいき4・6(町東町)で行った。戦争で身内を失った遺族や町民ら約40人が訪れ、戦没者の冥福を祈るとともに平和への誓いを新たにした。
町遺族会が主催していた慰霊祭を1993年度以降、町が引き継ぎ追悼式として開催している。コロナ禍の影響で2020年度からは主催者や遺族会代表のあいさつを省き、献花のみ行っている。
式では大塩英男町長ら参列者が一人ひとり祭壇に花を手向け、静かに平和を祈った。
町や町遺族会(村田記之会長)などによると、日中戦争から太平洋戦争にかけて亡くなった人は判明分だけで209人。町内で暮らす遺族は現時点で約40人おり、この日は同会から15人が参列したという。